BVE4用ATS-STプラグイン
他のサイトさんと同じよう解説サイトを作ってみます。
なお、実際の鉄道で使用されているATSの解説ページも作りましたので、そちら関連でこられた方はこちらをごらんください。
プラグインの活用にお役立てください…ていうほどの内容じゃありませんが。
制作者として公開しようと思うデータはこの程度です。
で、閑話入題
よく、プラグインが難しいとか、C++が必須という情報を見ますが、んなこたぁありません。
わたしなんか、C言語だけの知識で組んでますよ。たしかに、C++の機能を否が応にも使用している部分もありますが、気にしちゃいけません。
この値のさじ加減が、ある種難しいのかなぁ?とか思っております。
閑話休題。

で、肝心のプラグインはこちらのページ
ATS-STとは?
地上子をある間隔で二つ配置し、二つの上を通過した時間で非常ブレーキが入るものです。

ATS-ST
ATS-ST地上子。東海道本線大船駅3番線出発信号の物。ダークグレーである。
なぜ、東日本の駅に在るかは…まぁ、ここなら不思議じゃないか(^^;
条件が悪いので画像は若干補正しています。
(本物を東海管内に取材に行きたいのだけどなかなか時間が取れない(;_;))

ATS-SF
これは実は同型のATS-SF(だと思う)。茅ヶ崎駅四番線出発信号?の物(だと思う)

JR東海のサイト
http://jr-central.co.jp/info.nsf/CorpInfoPrv/E8E4DE9F34CBA0404925681F001930FA

この二つの地上子を通過する時間(時素)を0.5秒(貨物は0.55秒)として計測します。
ATS-STプラグインでは、二つの地上子を地上子種別51,52で表現 します。
51が計測を開始する地上子で52が終了する地上子ですが、正式版ではこの区別がありません。
どちらを配置してもかまいません。

設置について
設置については、減速曲線から導き出された設置位置へ設置を行います。
このときL=Vy^2/7.2Aにて導きます。
Vy:速度
A:減速度
L:設置位置
減速度は電車がおおよそ4です。

位置の決定には等間隔分割方式と等減速分割方式があります。各々、閉塞への突入速度からもとまる位置や速度を5分割します(通常)。(2分割の方が割と普 通なのかも)

以下に例をしめします。なお、BVEで設置できるように丸めてあります。
減速度=4.1(照査500ms)

位置
照査速度
設置間隔
0
0
0
0
1
7
14.4
2
2
16
21.6
3
3
44
36
5
4
63
43.2
6
5
112
57.6
8

減速度=2.78(照査500ms)

位置
照査速度
設置間隔
0
0
0
0
1
10
14.4
2
2
23
21.6
3
3
65
36
5
4
93
43.2
6
5
165
57.6
8

ATS-Sxとの違い
速度照査をのぞけばATS-Snとほぼ同じです。
ATS-SW/SK/SSとは、車上タイマの計測の方法に違いがあり、原理は同じです。(高性能の列車では時素が短くなるらしい)

地上子の色が全然違います。

SN
Sn
ST
SW
SS
SK
直下





誤出



S-L




速度


ダークグレー
ダークグレー
緑(地上照査)
分岐

ダークグレー ダークグレー
緑(地上照査)

分岐速度照査

分岐器の大概600m手前に設置する速度照査です。分岐の速度制限と同じ速度で照査し、超えていた場合、非常ブレーキが入るものです。(確認ではないかと いう話もあり、どっちが正しいのでしょう…総研の資料にも確認などという記述は見当たりません)確認は、ATS-SNの速度照査のみでし た。
これをATS-STプラグインでは、二つの地上子を地上子種別53,54で表現 します。
種別51,52との差は、信号の状態に依存せずに動作するという点です。51,52同様に区別はつけられていません。
主な速度と、実際に照査できる速度、設置間隔をしめします。
速度
照査速度
設置間隔
30
28.8
4
35
36
5
40
43.2
6
45
50.4
7
50
50.4
7
55
57.6
8
60
64.8
9
正直な話、あとに示す絶対速度照査を使用した方がよいと考えます。(分岐の速度照査には信号状態無視のものを使用しましょう。)

時素数変更用

これは、よりマニアックにATS-STを実現するためのものです。こだわり派向けです。
BVEでは設置単位をm単位でしか設定できません。これに対し、時素数を変更してより実際の照査速度に近づけようというものです。
ATS-SWなどの車上タイマの変更にも使用できます。路線のBeacon書式のオプションにmsec単位で時素数を指定してください。計算はご自分で考 えましょう。

絶対速度照査

これは、ずるするためのものです。楽したい派向けですが、適切に使えばよりよい使い方ができます。
路線のBeacon書式のオプションにKm/h単位で速度を指定します。この速度を超過して地上子を通過すると非常ブレーキが入ります。
速度照査でよい値が設定できないのは上に書いた通りです。そこで、照査終了側の地上子を絶対速度照査に置き換えてしまえば、木賃と速度照査したことにでき ます。なお、設置間隔はちゃんとした方が気分的によいと考えますので、考慮しましょう。
なお、ここで指摘できるものは整数ですので、本当にこだわって(小数点単位まで)木賃と照査したい人は、時素数変更用を使ってください。(どの精度まで チャレンジできるかは検証しておりません。)

ATS-STプラグインの種別早見表
種別
内容
オプション
51
駅用速度照査開始(500ms)

52
駅用速度照査終了(500ms)
53
分岐用速度照査開始(500ms)
54
分岐用速度照査終了(500ms)
55
時素数変更用(駅用)
時素ms
56
時素数変更用(分岐用)
時素ms
57
絶対速度照査(停止)
照査速度Km/h
58
絶対速度照査(注意)
照査速度Km/h
59
絶対速度照査(進行)
照査速度Km/h
60
絶対速度照査(減速)
照査速度Km/h
61
絶対速度照査(警戒)
照査速度Km/h
62
絶対速度照査(信号状態無視)
照査速度Km/h

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