§11 恐怖のFORMAT

 FORMATと言う命令を知っているパソコンユーザーは結構多い。で、 その辺のユーザーをつかまえてFORMATって何の命令でしょうか?と訊ねると「データディスクを作る命令」という答が帰ってくることがたまにあります (今ではいなくなった)。それはそれでいいのですが、ここまでDOSをやってきて、それでは困ります。DOS1レベルも命令編はこれがラスト2です。フ ロッピーディスクの袋にFORMAT済みとかフォーマット済みと書いてあるのを良く見かけますし、買いもします。普通は、アンフォーマット、256フォー マット、98フォーマット、DOS/Vフォーマット、MACフォーマットの順にお値段は高くなります(といっても売り場によって違うのが現状)。256 フォーマットと言うのはCP/Mのこと・・・かもしれない。DOSでは使えないのはたしか。使えないフロッピーディスクを使えるようにするにはどうすれば 良いか!フォーマットするんですよ。ゲームの説明書なんかだとユーザーディスクだのデータディスクの作成にFORMAT方法が良く書いてあった(資料に引 用した:資料4)。昔の話であった今ではHDDにインストール(導入)するものがほとんどなのでもう書いてないでしょう。最近ゲームはあまりやらなんで良 くわからん。とにかく、使えないフロッピーディスクはフォーマットする。いらなくったフロッピーディスクもフォーマットして再利用する(ファイルをすべて 削除するよりは早い(クイックフォーマットなら))。
フォーマット方法。
A:\>FORMAT A:
 で、フロッピーディスクの種類もたくさんあり、ユーザーが指定しなければならない。フロッピーディスクの利用とフォーマットが可能かどうか表にしてみた
種類
PC98
IBM
J31
B16
FMTOWNS
備考
320K
○*9
○*9 ○*9

5インチの2DD
640K

2DD
720K

2DD
1.2M
○*10
2HD東芝フォーマット/2HC
1.232M
●*10

2HDNECフォーマット
1.44M
○*11 ◎*12

2HD
2.88M
× ◎*8 × × ×
2ED
 ◎:最適関係
 ○:読み書きフォーマット可能
 ×:アクセス不可
 ●:ドライバを組み込む必要あり
 ?:詳細不明
 *8:2ED対応ドライブでのみ
 *9:5インチのみ可能(詳細不明)
*10:ドライバが必要。1.2Mの場合は5インチについてのみ標準でアクセス可能
*11:最近の機種のみ
*12:J3100SX以降のみ。J3100GS以前は不可
 という具合で、IBMの場合は1.44Mのみと思った方がいいし、他機種の場合は1.232Mのみと思った方がいい。だから、IBMとデータをやり取り する場合は720の2DDが最適という事になる。だからといって、2DDがいいと言うわけではありませんが・・・。98ユーザーが多いでしょうから98の 立場からいえば、1.232Mは起動用、システムディスク。1.44Mは保存用、データディスクとして使うのが賢いやり方です。
 なお、前項のページで最適となっていない場合はアクセスに時間がかかる(メディア判別という)ので、覚えておきましょう(でないと頭にくる)。
  フロッピーディスクの種類とその対応も覚えたところでスイッチの解説に行きましょう。/で指定するのがスイッチでしたね(DIRのところでやった)。書式 を覚えておきましょう。
A:\>FORMAT d:[ /V[ラベル]][ /Q][ /U][ /F:サイズ][ /S]
(上記の書式DOS/V系で、98では違うので実習時に補足します)
 なんか、物々しいですね。Windowsでクリック(右ボタンを押す)と印がつくところがあるでしょう(ソリティアの一枚ずつめくるとか)。これが DOSではスイッチという形で再現されます。DOSの方が操作性が悪い代わりに表現力があります。d:はドライブを指定します。HDD(C:とD:)は絶 対に指定しないでください。/Vはヴォリュームネイムといってディスクの一つ一つにつく名前をしています。DIRの最初の時に出る奴ね。/Qはクイック フォーマットといって、一度フォーマットしてあるディスクを再フォーマットするときに指定します。ブートセクタ(起動時のプログラムが書いてあるところ) とFATのみフォーマットするのですんごく早く終わります。そのかわり、同じ形式でフォーマットされている事が必要です。/Uは強制フォーマットなるもの をします。少し早くなりますが、フロッピーディスクのアンフォーマットが不可能になります。通常つけちゃいます。/Fでサイズの指定をします。720だと 2DD、1.44だと2HD。98だと、1.232でも出来ますが省略してOKでしょう。/Sはシステムを転送します。最適な関係でこれを指定するとシス テムディスクになります(J31のみ例外あり)。システムディスクはDOSを起動できるディスクの事で前述のIO.SYSとMSDOS.SYS、 COMMAND.COMがコピーされます。98の場合のみですがFORMATとだけ入力して実行するとメニューが出ますがあれに頼ってばかりいると他のシ ステムで泣く事になるので、なるべくコマンドラインから指令を出すようにしましょう。
 なお、恐怖のフォーマットと言うのは再フォーマットした際に消えたデータに数週間後・・・時には数カ月後に気がつくという「データ闇葬症候群」から来て います。
もどる